Invitation, Temptation


蠢く人いきれから
ふらりと抜け出して見たシーンが
心を捉えて放さなかったから
僕はパーティへのいざないを受け
進んで喧騒に飛び込み
あの誘惑がふいに訪れるのを待つのである

ときには独りで、あるいは連れ立って

「こっそり抜け出そうぜ」
「いいね、行こうか」

春先のパーティは
何かが始まる「予感」も一緒に運んでくるような気がする